羊肉には脂肪燃焼効果が期待できる「L-カルニチン」という成分が豊富なんですよ!
羊肉に含まれるL-カルニチンはアミノ酸の一種です。必須アミノ酸であるリジンとメチオニンを出発材料として、肝臓で生合成される成分です。遊離アミノ酸とも呼ばれ、たんぱく質の形をとらず、血液中や細胞内に存在しています。
羊肉に含まれるL-カルニチンは脂肪酸を運搬する働きを持っています。ヒトの体内では脂肪を燃焼するミトコンドリアへと脂肪酸を運び、効率よくエネルギーに変換するために働き、エネルギー産生を行う上で非常に重要な栄養素として知られています。
L-カルニチンの脂肪酸を運搬する働きは、他の栄養素では代替することが出来ないため、しっかりと補う必要があると言われています。L-カルニチンは肝臓で生合成されるアミノ酸ではあるのですが、1日約10mg程度しか生成されません。食べ物から摂取することで補っていくのですが、野菜や豆や卵などにはほとんど含まれていない成分なのです。
L-カルニチンを多く含む食べ物としては動物の肉類に多く含まれ、その中でも特に羊肉の多く含まれることが知られています。羊肉を良く食べているモンゴルやオセアニアでは日常食で一日約300~400mgを摂取していますが、日本では1日平均が約40~80mg程度なのです。
脂肪などの燃焼効率にも関わってくるため、食事などからの摂取が重要になります。羊肉がもっとも効率良く摂取できるのですが、特有の臭いやクセがあり苦手な方も少なくありません。ジンギスカンであれば食べやすく、しかも多くの野菜と一緒に食べるので、食物繊維もたっぷり摂れますよ!