ヘルシーで栄養豊富な羊肉
ジンギスカン鍋=ヘルシーという印象を持たれている方も多いと思いますが、
実際、ジンギスカン鍋は栄養豊富でダイエットにもおすすめです。
では、羊肉の栄養についてご説明します。
・鉄分やビタミンが豊富
羊肉はヘム鉄という吸収率の高い鉄分が含まれています。
貧血予防はもとより、体力増強にも効果が持てます。
また、パワーの源になるビタミンBが豊富に含まれています。
・タンパク質の代謝を高めるビタミンB6
・脂肪を効果的にエネルギーに変えるビタミンB2
・糖質の代謝に活躍するビタミンB1など、体に良いビタミンが沢山含まれています。
・亜鉛やカルシウムが豊富
また、無機質も豊富です。骨や歯を丈夫にするカルシウムや、細胞の新陳代謝を高める亜鉛が含まれています。
・カルチニンが豊富
ジンギスカン鍋の一番のおすすめポイントはカルニチンが豊富という事です。
カルニチンは脂肪燃焼効果の高いアミノ酸で豚肉の8倍、牛肉の3倍の含有率を誇ります。
また羊肉は資質が少なく、不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。不飽和脂肪酸は血液中のコレステロール値を下げる効果があります。
ジンギスカン鍋がダイエットにおすすめな理由がお分かり頂けたと思います。
ジンギスカン鍋によってよりおいしく肉、野菜が種られる
ジンギスカン特有のドーム型のジンギスカン鍋。スリット鍋ともいわれるジンギスカン鍋専用のあの形状にも、美味しくジンギスカン鍋を食べられる工夫がしてあります。厚い鋳物製でできた鍋は、鉄鍋に比べ保温力に優れ、沢山の肉を置いても一気に冷める事がないのです。それが花見ジンギスカンなどの屋外ジンギスカンにもおすすめな理由です。
盛り上がった上部でお肉を置く事で、余分な脂が下の溝に流れ、香ばしくヘルシーにお肉を焼くことが出来ます。さらにおすすめなのは、溝で野菜を焼く事で、野菜の水分が肉に届かないのと、肉汁で野菜を焼くことで野菜の旨味を倍増させます。
ジンギスカン鍋は発案者不明という事ですがジンギスカンを世に知らしめた大きな要因のひとつですね。
輸入技術の向上により、チルドの羊肉が全国で食べられる
ジンギスカンが第三次ブームになったのは、輸入技術の向上も大きな要素になります。ジンギスカン鍋が北海道より広がらなかった理由の一つに、「ジンギスカン鍋は臭い」という刷り込みがあったと思います。
昔の羊肉は羊毛を狩り終えたマトンが殆どで肉質も固く、匂いもあり、とてもおすすめできる代物ではなかったようです。生後1年未満はラム肉、臭みがなく、殆どのジンギスカンで使われます。生後1年以上2年未満の羊肉をホゲットといいマトンより臭みが少なく、ラムより味が濃いという特徴があります。
生後2年以上の羊肉をマトンといいます。
メスのマトンが使われることが殆どで、正しく処理すれば臭みも少なく、美味しく食べる事が出来ます。羊は冷凍すると脂が酸化してしまい、流通技術が発達する前は鮮度が良いまま東京などに提供されることは少なく定着しなかった要因にもなりました。
しかし現在、第三次ブームは一過性のものではなく、ジンギスカン鍋を食べた事がない方にもおすすめできる理由があります。輸入技術の進歩により、チルド便で海外からも質の良いままのラムやマトンが届くようになりました。特に生ラムは臭みがほとんどなくまだ食べた事がない方には、本当におすすめです。
道民は〆で食べるほど、北海道のソウルフード
北海道のソウルフードとして紹介されるジンギスカン鍋。ジンギスカンは本当に日常的に食べられており、家庭にジンギスカン鍋がある事や、女性一人でジンギスカン鍋を食べるのも珍しい光景ではありません。また、飲んだ後の〆にラーメンではなくジンギスカンをおすすめしてくるのも北海道の人ならでは。
北海道では深夜までやっているジンギスカン屋も多く、〆でジンギスカン鍋を囲むというのも珍しい事ではありません。ちょっと重たいのでは?と思う方にも、実は〆ジンギスカンはおすすめなんです。羊の脂肪の融点は44℃と高く、体に吸収されにくいのです。ジンギスカンを沢山食べても翌日胃もたれしない、それがおすすめの理由なんです。
焼肉よりもコストパフォーマンスが高い
日本では焼肉屋さんに比べるとジンギスカン鍋はまだまだマイナーな存在です。しかし、日本の和牛信仰により、焼肉、特に和牛は値段が相当はります。ジンギスカン鍋はまだ高級店がないこともあり、コスパの面でもおすすめなんです。
都市部でも、一人前で1000円超えないのがデフォルト。
ヒレやモモなど部位にもよりますが、1500円はいきませんまた、沢山の野菜と食べるのがジンギスカン鍋の前提なので野菜をたくさん食べれるのもおすすめポイント。
現在生ラムやマトン、ランプなどを提供しているジンギスカン屋が殆どなので、コスパ良く美味しいお肉を食べたい!という方に改めてジンギスカン鍋をおすすめしたいと思います。