材料を揃える|ジンギスカンの食べ方
1.ラムとマトン
以前はジンギスカンの肉と言えば丸くロール成型された羊肉をスライスしたものでした。原料はラムですが色々な部位を結着成型して冷凍しているので焼くとバラバラになった記憶がある方もいらっしゃるでしょう。独特の臭いもそのままに残っているので苦手な人もいるかもしれません。
ところが近年チルドの流通技術の向上によって生ラムが多く店頭に置かれるようになりました。北海道のビール園・ジンギスカン店でも以前はロール肉だけでしたが、今では生ラムも提供していますので食べ方も多様化してきました。
ジンギスカンの羊肉はラム・マトンがあります。ラムは生後1年未満の子羊です。対してマトンは生後2年~7年程まで成長した成羊です。ラムは肉質が柔らかく羊肉独特の香りが少なめです。チルドでも流通されていて、肩ロース・ショルダー・ロース・骨付きチャップなど部位別にカット販売されているので、いろいろな食べ方ができます
マトンは香りのクセが強いので主に加工用で利用されています。肉はラムよりも赤みが強く、大人の肉ですので食感もしっかりしています。ほとんどは冷凍流通で味付けジンギスカンの食べ方で出回っています。
また羊肉には不飽和脂肪酸や肉体脂肪の燃焼を助けるL-カルチニンが豊富に含まれており、マトンはラムの2.5倍多く含まれています。その他アンチエイジングに有効とされるオメガ3脂肪酸や腸内環境を整えるアルギニン・ビタミンB群も多く含まれます。
2.野菜
- もやし
- ⇒ジンギスカンには欠かせません。どっさり用意しましょう。水洗いしておくともやし独特の臭いが和らぎます。
- にんじん
- ⇒短冊切りにしておくと食べやすいです
- ピーマン
- ⇒短冊切りか縦に4つ切りで食べやすいです。
- 玉ねぎ
- ⇒もやしと同じく定番です。食べやすい大きさにカットします。
- とうもろこし
- ⇒北海道では茹でたとうもろこしを輪切りにして一緒に焼く食べ方もあります。
- 行者にんにく
- ⇒にんにくと同じような香りがしますが、山菜として添えられ肉に良く合います。
- かぼちゃ
- ⇒かぼちゃの甘味が肉と良く合います。薄切りで焼きます ジンギスカンの食べ方としては、鍋で肉汁やたれと絡ませて食べます
道具の用意|ジンギスカンの食べ方
鍋はジンギスカン鍋、ホットプレート、フライパン、網どれでもかまいません。ジンギスカン鍋は鋳鉄製のものから、使い捨て用やIH対応まで販売されています。カセットコンロを使う時は換気に注意しましょう。北海道でのジンギスカンの食べ方の代表的なものは、鋳鉄製のジンギスカン鍋です。
ジンギスカン鍋での食べ方|ジンギスカンの食べ方
ジンギスカン鍋で食べる場合は生肉や味付け肉を野菜と一緒にという食べ方です。
1.牛脂などで油を全体に塗り、十分に熱します。
2.周りの溝に野菜を入れます
3.中央で肉を焼きます。余分な油やタレが周りの野菜に染み込んでおいしくなります。
4.焼きすぎないように焼いて、お好みのタレや塩などで食べます。
5.周囲の野菜が焼けたら、タレなどで煮詰めて食べます。野菜の他にうどんやラーメンの茹でたものを煮る食べ方もあります。
ジンギスカンの食べ方のポイントは肉の焼き具合です。片面が焼けたらひっくり返して色が変わったらすぐ食べるぐらいで十分です。カリカリに焼いてしまうと風味がなくなってしまいます。野菜に味を染み込ませるのに一面に肉を敷き詰める食べ方が良いのですが、焼けるのが早いので注意が必要です
ホットプレートでの食べ方|ジンギスカンの食べ方
肉と野菜を半分ぐらいに場所を分けて焼くのが良いでしょう。混ぜると野菜やタレの水分で肉が煮詰まってしまい、美味しさが半減します。
1.先に野菜をプレートの半分で焼きます。火の通りにくい野菜から焼いておきます。
2.空いたスペースで肉を焼きます。生肉の場合はタレをかけないほうが香ばしくいただけます。
フライパンで作るジンギスカン|ジンギスカンの食べ方
野菜と肉を別々に焼く食べ方がポイントです。
1.油を入れずに野菜を炒めます。
2.炒めたらジンギスカンのタレを全体にかけて、野菜に火が通るまで煮込みます。
3.いったんフライパンから取り出します。
4.油をひかずに軽く火が通るぐらいに肉を焼きます。
5.焼いてあった野菜の上に肉を盛ってお好みの味での食べ方が良いでしょう。
タジン鍋で蒸し焼きで食べるジンギスカン|ジンギスカンの食べ方
タジン鍋での食べ方のジンギスカンの特徴としてはふっくら蒸し上がり、余分な油が落ちるので焼くよりもさっぱりした味わいです
1.キャベツ、かぼちゃを敷きもやしを中央に盛ります。軽く塩を振っておきます
2.上にジンギスカンの肉を敷き詰めます。
3.蓋をして火にかけて弱火で5分ほど蒸します。
4.タレなどで食べます
以上主な食べ方をご紹介しましたが、基本的にはジンギスカン鍋で食べるのが羊肉の特性を生かした食べ方になります。肉汁やタレを野菜に染み込ませて食べるのがジンギスカンです。締めに麺類を使いますといっそう肉と野菜の風味が生かされ美味しくいただけるでしょう。